化粧品に配合されている香料の種類
化粧品に含まれている香料にはリラックス効果や原料の独特な匂いを抑えたり、微生物などの繁殖を抑え、防カビ防腐したりする作用があります。
香料には3つの種類に分類され、天然香料、合成香料、調合香料があります。
■天然香料
植物や動物から抽出される香料のことで、ほとんどは精油や樹脂など植物から抽出されています。
・植物から抽出される主な天然香料
植物全体から抽出される油・エッセンシャルオイルで、様々な種類があります。
-花: バラ、キンモクセイ、ジャスミンなど
-根茎: ターメリック[ウコン]、ジンジャー[生姜]など
-花蕾: カシスなど
-全草: スペアミント、ペパーミント、ローズマリー、シソ、セージなど
-樹皮: シンナモン、キハダなど
-果実: レモン、ライム、オレンジ、グレープフルーツ、バニラなど
-種子: ビターアーモンド、ナツメグ、マスタードなど
-葉: ウインターグリーン、ユーカリ、ローレルなど
・動物から抽出される主な天然香料
-アンバーグリス[龍涎香りゅうぜんこう]:
マッコウクジラの口から排出される腸内で生成された結石で
黄色みがかった灰色や黒色をしている石のような塊から用いられる。
-ムスク[麝香、じゃこう]:
オスのジャコウジカのジャコウ線という腹部から分泌されるものを抽出し乾燥させたもの。
-シベット[霊猫香、れいびょうこう]:
ジャコウネコの肛門と生殖器の間にあるジャコウ線と呼ばれる臭腺に蓄えられた
異性の誘引に用いられるペースト状の分泌液から作られたもの。
-カストリウム[海狸香、かいりこう]:
ビーバーの肛門付近にある香嚢に溜まったクリーム状の分泌物を乾燥させ、粉末状にしたもの。
■合成香料
天然成分では抽出できない香りを科学的に合成した香料のことを合成香料と言います。
その中でも、2種類に分類され、一つは精油などの天然成分ではから抽出される「単離香料」と、化学製品により製造される「合成香料」があります。
■調合香料
合成香料と天然香料を混ぜ合わせたものが調合香料として、最近の化粧品では最も使われている香料です。
数種類の香料をブレンドし元々の香料にはない新たな香りを調合香料では作り出すことができます。様々な香料を混ぜ合わせる調香師によって手がけられています。
刺激成分の基礎知識
香料の他に刺激となる化粧品の成分について説明しています。
